AIM個別学院

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2025.05.28

香川(高松南校)

子どもを見て褒める

みなさんこんにちは、AIM個別学院高松南校です。

先週末は雨の日が続き、多肥小学校や龍雲中学校などの運動会の開催が変更になっていました。特に龍雲中学校では24日(土)開催から26日(月)の平日開催になり、参加された保護者様も少なかったと聞いています。

そのため、塾生たちから運動会について自分の頑張れた競技や団体結果について講師たちに楽しそうに話していました。講師たちは『へえ~スゴいね、よく頑張ったね。』などそれぞれ感想を口にしていたのですが、その中の講師が、結果はもちろん『運動会の練習をめちゃ頑張っていたよね~』と、運動会の練習を頑張っていたことを褒めていました。

確かに今回は、テスト期間にも運動会の練習をしていたのもあり子どもたちはよく頑張っていました。勉強も同じで、テストの結果(点数)に対して褒めることも必要ではありますが、それまでの過程を褒めることが重要ではないでしょうか。

今回、嬉しいことに高松南校のほとんどの生徒たちの成績が過去のテストに比べ大幅に上がっていました。

ただ中には、自習にも毎日来て頑張っていたにもかかわらず自分が思っていたような点数が取れず悔しそうにしている生徒もいました。

しかし、その生徒の結果ではなくテストに向き合い成績を上げようと努力していたことを褒めてあげることが大切だと思います。

確かに結果が全てという言葉があるように結果は重要です。

しかし、結果(点数)のみを褒めると勘違いしてしまう生徒がいます。点数を取るための勉強方法をする生徒です。例えば暗記教科を普段全くせずに一夜漬けの勉強法や基本的な問題は出来るから面倒と言って解かないなど、学校のテストは点数を取ることも重要ですが、その時だけ点数を上げるのではなく勉強とは本来学びを定着させることが目的です。

香川県の場合、定期テストと学習の診断テストがあります。皆さん、ご存じと思いますが診断テストは1・2年では2月に1回ですが3年になると診断テストは年間7回あります。定期テストが良くても、診断テストが全く取れないといった声をよく聞きますがまさに1・2年の内容が定着しているかどうかが問われ、後の、高校入試に直結していくのです。

このような話を聞いたことがあります。ある大学教授の研究によると、「頭がいいのね」ともともとの能力や結果のみを褒めていた子どもたちがテストで成績を落としてしまったのに対し、「よく頑張ったね」と過程や努力を褒めた子どもたちは成績を伸ばしたそうです。そして、その褒め方は子どもたちの学習への取り組み方にも影響を与えました。「頭がいいのね」と褒められた子どもたちは、テストのゴールは「何かを学ぶこと」ではなく、「よい成績を取ること」であると考えてしまうようになり、よい成績が取れたときは「自分に才能があるからだ」と考え、テストで良い点数を取れなかったときには、「自分に才能がないからだ」と考える傾向にあることもわかっているそうです。

 一方、「よく頑張ったね」と過程や努力した内容を褒められた子どもたちは、テストに対し粘り強く問題を解こうと挑戦を続けました。努力を褒められた子どもたちは、悪い成績をとってもそれは「自分の努力が足りないせいだ」と考えたようです。

テストは点数が良かった・悪かっただけの結果を見て褒めたり、叱ったりするのではなく、テストを受けるまでの勉強(過程)で頑張ったところを見て認めてあげることが今後につながります。

思う結果が今回は出なかった生徒は次こそはと今から努力しています。

次回のテストが楽しみです。

AIM個別学院高松南校

TEL0120-813-081